オーダークローゼット製作状況
オーダークローゼット
オーダークローゼット
その他、オーダー家具承っております。お気軽にご相談ください。
世界に一つだけのお洒落なオーダー家具をつくりませんか?
世界に一つだけのお洒落なオーダー家具をつくりませんか?
オーダー家具
オーダー家具
M's closet(水谷木工)は、オーダーメイド家具を作り続けて30年!
家にぴったりフィットした家具は、とても気持ちがよいものです。
既製の家具は、高さや幅などの寸法を調節することはできません。
気に入った形、色の家具でも、そのスペースにしっくり納まらないサイズだと使い勝手がいまひとつです。
オーダー家具は、一ミリ単位の幅や高さを調節することが可能なので、家具を置きたい場所にジャストサイズで納めることができます。色や材質も家の内装や好みに合わせて選ぶことができます。
オーダーメイドなので、設置場所に合わせて1ミリ単位まで、お客様のご希望のサイズで製作できます。
業界の平均以上の機械設備によって、短納期を可能としています。
使う人に合わせて作られたオーダー家具で、快適な暮らしをしましょう。
玄関・下駄箱のこんな悩みをお持ちの方へ
玄関・下駄箱のこんな悩みをお持ちの方へ
特許出願中! 超通気下駄箱【ル・ビーエ】
特許出願中! 超通気下駄箱【ル・ビーエ】
M’s closetオリジナルの超通気下駄箱【ル・ビーエ】の特徴は、棚を斜めにしディスプレイ収納ができることです。
どこにどの靴があるかわかりやすく、靴を並べるとショップのようで何度でも開けてみたくなります。
棚の角度をかえること、一般的な靴箱のように平らにすることも可能です。
斜め収納ができるように靴のかかとがあたるの部分にストッパーがついています。
M’s closetオリジナルの超通気パイプ棚は、三本のパイプで靴を収納する棚で、とても軽く通気性抜群です。
幅72センチの一般的な木の棚は、915グラム。
幅72センチの超通気パイプ棚【ル・ビーエ】は、375グラム!
パンプスは500グラムでした。
超通気パイプ棚は、木の棚の半分以下の重さなので女性でも簡単に棚の位置をかえられます。
超通気下駄箱ル・ビーエ~NEWシリーズ~『北欧風シューズクローゼット』
超通気下駄箱ル・ビーエ~NEWシリーズ~『北欧風シューズクローゼット』
どっちも表!【ドロンドロン】NEWシリーズ 回転式クローゼット
どっちも表!【ドロンドロン】NEWシリーズ 回転式クローゼット
どっちも表!【ドロンドロン】回転式クローゼット 製作風景
どっちも表!【ドロンドロン】回転式クローゼット 製作風景
北欧風シューズクローゼット 製作風景
北欧風シューズクローゼット 製作風景
カウンターテーブル付きリビング(ダイニング)収納
カウンターテーブル付きリビング(ダイニング)収納
大容量のリビング(ダイニング)収納です。
上部は、扉付きの棚、左側は本棚、勉強や読書が出来るようにカウンターテーブル付きです。
これで、集中力がアップするといわれているリビング学習もバッチリで出来ますね!
オーダーシューズクローゼット【ル・ビーエ】白
オーダーシューズクローゼット【ル・ビーエ】白
幅60センチのスリムタイプ下駄箱
サイズ 幅 60cm 奥行 35cm 高さ 220cm
扉 両開き戸
色 白...
棚 超通気パイプ棚
収納 最大39足(13段)
幅60cmのスリムな下駄箱です。
白の下駄箱で玄関が明るく爽やかになりますね。
通気性をよくするために、上下にキャップ付きの熱抜き穴が四箇所あります。熱抜き穴とM’s closetオリジナル超通気パイプ棚の組み合わせで、下駄箱の通気性がさらにアップしています!
オリジナルシェルフ
オリジナルシェルフ
ユニークなデザインは、遊び心あふれる大人のインテリアです。
他と違った個性的なデザインで、お部屋の雰囲気をぐっと引き立ててくれます。
O様邸 オーダーシューズクローゼット【ル・ビーエ】天然木かば桜
O様邸 オーダーシューズクローゼット【ル・ビーエ】天然木かば桜
O様邸 オーダーシューズクローゼット【ル・ビーエ】天然木かば桜の取り付け工事をおこないました。
サイズ 幅 170cm 奥行 35cm 高さ 240cm
扉 フラットフロント
色 かば桜
棚 超通気パイプ棚
収納 最大104足(13段)
幅これ1つあれば、靴収納に困らない大容量の下駄箱です!
扉は天然木のカバ桜を使用しています。
カバ桜は光沢があり、気品や高級感を醸し出しています。
お家の雰囲気にぴったりです、
超通気下駄箱【ル・ビーエ】は、上、下に通気性をよくするためのキャップ付きの熱抜き穴が四箇所あります。熱抜き穴とM’s closetオリジナル超通気パイプ棚の組み合わせで、下駄箱の通気性がさらにアップしています!
Y様邸 オーダーシューズクローゼット【ル・ビーエ】白
Y様邸 オーダーシューズクローゼット【ル・ビーエ】白
7/25
Y様邸 オーダーシューズクローゼット【ル・ビーエ】白の取り付け工事をおこないました。
サイズ 幅 140cm 奥行 35cm 高さ 220cm
扉 両開き戸
色 白
棚 超通気パイプ棚
収納 最大78足(13段)
シューズクローゼットの色が、白なので圧迫感もなくお家の雰囲気にもぴったりで、明るい玄関がさらに明るく爽やかになりました。
シューズクローゼットの上、下に通気をよくするためのキャップ付きの熱抜き穴が四箇所あります。
I様邸 オーダーシューズクローゼット【ル・ビーエ】白
I様邸 オーダーシューズクローゼット【ル・ビーエ】白
3/28
フラットフロントの扉の取り付け工事行いました。
棚板をつけました。
左側の棚板は斜め、右側は平らです。
棚板の角度は自由に変えられます。
斜めの棚板は、ハイヒールやパンプスのディスプレイ収納を楽しみたい時に…。
お客様のお持ちの靴に合わせてお使いいただけます。
戸棚と引き出しがあるので、玄関に置きたい小物の収納ができます。
玄関側の収納です。
棚板とフラットフロントの扉を取り付けて完成です。
3/22 シュークローゼット内部出来上がりました。
L字型なので大容量です。
3/16 シュークローゼットの製作を開始しました。
キッチンカウンター下台も取り付け完了です。
右側はゴミ箱の収納スペースです。
取っ手を引いて下ろすタイプのダウンウォールです。
目の高さまで引っ張っておろせるので、物の出し入れにとても便利です。
3/5
キッチンカウンター上の吊り戸棚の取り付け工事を行いました。
2/27 キッチンカウンター下台
引出が出来上がりました。
使い勝手バツグンの大容量の引出です。
スムーズな動きと、ソフトクローズによる収まりで
快適に使っていただけると思います。
2/22 キッチン横デスクの製作を始めました。
2.6mもあるカウンター天板がいい感じです。
2/16
キッチンカウンター下台
本体の形が出来ました。
2/15
リフォームのお客様のキッチンカウンター上の吊り戸棚の
製作を開始しました。
シューズクローゼット 展示モデル製作
シューズクローゼット 展示モデル製作
家具に使われる木材
家具に使われる木材
家具に使われる木材のほとんどが広葉樹です。広葉樹は、堅木(かたぎ)と呼ばれ硬くて重く加工しにくいですが、強度が高く、傷になりにくいので造作材、化粧材、建具材、家具材として用いられています。
針葉樹は軟木(なんぼく)と呼ばれ、軽くて軟らかいので加工しやすく建築材料としてよく使用されますが、イチイ材やパイン材などの一部を除き、家具材としてあまり使われることはありません。
【針葉樹】とは?
木は、針葉樹と広葉樹の二つに大きく分けることができます。
それぞれの特徴を紹介します。
【針葉樹】
針のような細い葉が特徴です。針葉樹は日光をたくさん浴びるために高く、上にまっすぐ伸びます。まっすぐ成長しているので、柱や梁などの構造材などに向いています。細胞と細胞の間に含まれる空気の割合が多いので、軽く柔らかく育ちます。白木のままで美しく光沢があります。針葉樹は育つのが早いので、40年から60年で建築材料として使える木になります。加工しやすいため、木造の家を建てる目的で、戦後大量に伐採されました。また、昭和30年代に「拡大造林」という方針により植林され、全国的に針葉樹の人工林が広がっています。
広葉樹とは?
【広葉樹】
平たく幅の広い葉が特徴です。たくさんの枝や葉を横に広げて成長します。細胞と細胞の間に含まれる空気が少ないため、木は重く、幹は硬いです。広葉樹は、曲がって育つことが多いので木目や色が美しく、硬い材質から家具、床材、楽器などに使われています。広葉樹はゆっくりと育つので、一人前の木になるまでに150〜200年かかると言われています。
木目①~板目(いため)~
木のカットの仕方によって出てくる木目が違います。
代表的な木目が、『板目』と『柾目』です。
『板目』は、丸太の中心からずれてカットされたものです。
木の年輪が見えるランダムな曲線の木目で、一本の木から同じ木目はとれません。
板目は幅の広い材料をとりやすいので、一般の木材は板目がほとんどです。
板目は強度がある事と水や液体を通さない事が大きな特徴です。酒樽・醤油樽・漬物樽・水桶といった長期保存型の容器として使用されています。
板目②~柾目(まさめ)~
柾目とは、丸太の中心から外側に向かってカットしたもので、年輪が平行になっている木目です。反りや収縮などの狂いが少なく、板目と比べて切るのに手間がかかり、数が少ししか取れないので価格がやや高くなります。柾目は、調湿量が大きく水分を多く含むが膨張、収縮が少ないので、ごはん用のおひつ、寿司桶、鍋の落し蓋、かまぼこ板などに利用されています。
『世界三大銘木』
『世界三大銘木』と呼ばれている木は、チーク、ウォールナット、マホガニーです。
明治時代以降ヨーロッパ家具などで使われていたことで、『世界三大銘木』と呼ばれるようになりました。
名木と銘木の違い①「名木」
「名木」「銘木」どちらも、「めいぼく」と同じ読み方をします。しかし、それぞれ異なる意味を持つ言葉です。「名木」と「銘木」の違いを調べてみました。
「名木」とは、神社やお寺などでよく見られる樹齢の長い大木や、歴史的に意味を持つ樹木、その土地ならではの生活や風習、信仰などのなかで人々と密接な関係を持って親しまれてきた樹木のことをいいます。
名木と銘木の違い②「銘木」
「銘木」は、「名木」と呼ばれていた樹木、枯れたり倒れたりした古い樹木の良質な部分を取り、人の手によって建築用材料として再び蘇らせた樹木のことです。
一般的な木材よりも材質や形状、色、艶、木目などが非常に優れています。
樹齢200年以上の樹木を銘木とすることが多いです。
また、芸術性の高い木目を持つ樹木、自然の力で非常に珍しく変わった形になった樹木も銘木とされています。
日本を代表する銘木は吉野杉、屋久杉、秋田杉、霧島杉、春日杉、土佐杉、木曽檜などがあります。
世界三大銘木①ウォールナット
世界三大銘木のウォールナット、チーク、マホガニーの特徴を紹介します。
≪①ウォールナット≫
胡桃の木から採れる木材のことで、クルミ科クルミ属の落葉広葉樹です。
ウォールナットの特徴は、衝撃に強い、木目が美しい、狂いが少ない、加工性や着色性に優れていることです。高級感のある美しい木肌と落ち着いた色合いから人気の高い木材です。
塗装をしなくても濃い色をしていて、使い込んでいくと味が出るので経年変化も楽しめる素材です。特に北米で採取されるブラックウォールナットが有名です。家具、建材に使用される「ウォールナット」といえば、「ブラックウォールナット」のことを指します。
世界三大銘木②チーク
チークは、クマツヅラ科チーク属の落葉広葉樹です。
美しい木目で、病害虫にも強く、天然の油成分があり、オイルやニスで手入れしなくても耐水性が高いです。使うほどに味わいが増し、落ち着いた雰囲気の高級材として、世界中で人気のある木材です。
しかし伐採禁止になっているところが多く、入手が難しくなっています。輸入も規制されており日本国内で手に入れるのは大変難しいです。屋外でも腐りにくい、害虫に強い、硬く頑丈なことから、 建築、家具、造船、ドア・窓枠、桟橋、橋そして彫刻など様々な用途に使用されています。 チーク材は古い材木ほど価値があり値段も高価です。 乾燥後のチーク材は耐久性も高いので、 現在でもヨーロッパのアンティーク家具などでチーク材がよく見られます。
世界三大銘木③マホガニー
マホガニーは、センダン科の広葉樹で、約30mの高さまで成長します。
『マホガニー』は黄金色という意味の言葉で、カリブの宝と呼ばれることもあります。
柾目面は、縞模様の木目が美しく、光の当り方によって輝くように見えます。リボンのように見えるのでリボン杢(もく)と呼ばれています。
加工しやすくや寸法安定性、耐久性なども高く、乾燥しても木材の狂いや割れがほとんどないので、高級家具や高級楽器また車のハンドルやダッシュボードなどにも使用されています。
マホガニーは木の皮に近い辺材と中心部の心材の色の差がはっきりしており、木の皮に近い辺材は黄色白で、心材は赤褐色から暗褐色になっています。
マホガニーと呼ばれる木は、①キューバン・マホガニー②ホンジュラス・マホガニー③メキシコ・マホガニーの三種類あります。現在は、乱伐や違法伐採を防止のため、ワシントン条約によって伐採が規制されています。
マホガニーの代替材として、木目がホンジュラス・マホガニーとよく似ていて、リボン杢がでやすいアフリカン・マホガニーが多く流通しています。
家具によく使われている木材①ヒノキ
ヒノキは日本を代表する木で、耐久性が高い、水湿に強く腐朽しにくい、加工しやすい、仕上がると美しい光沢がある、独特の香りが特徴です。
木曽ヒノキが有名で、建築、家具、風呂、桶、彫刻、仏像、神社や寺社の建築など多くの分野で重宝されています。世界最古の木造建築物の法隆寺もヒノキの建造物です。 熱伝導率が低いため火をつけても中心部まで燃えにくいそうです。
ヒノキの爽やかな香りは、森林浴のリラックス効果が高く、心を落ち着けて前向きにしてくれるのでリフレッシュしたいときに効果的です。
また、ヒノキにはたくさんの薬用成分が含まれており、防ダニ・抗菌・殺菌作用、血行の促進、肉体疲労の回復などの効果があると言われています。
家具によく使われている木材②パイン(松)
パイン材は、北欧産の欧州赤松が有名です。
温かみのある色合いや、美しい木目、木肌、節が特徴の木です。
使い込むほどに味わいがでで、全体の色が濃くなります。
柔らかいので加工しやすいですが、傷が付きやすい、膨張、収縮、反りやすいというデメリットもあります。木の強度はそれほど強くないため、建具には不向きです。
素朴で温かみのある風合いはカントリー家具の素材として、大変人気があります。
パイン材は値段がお手頃で、柔らかく加工しやすいので、DIYで人気の木材です。
家具によく使われている木材③オーク
オークはブナ科コナラ属の落葉広葉樹で、日本のナラと同じ種類です。
柾目は虎の縞模様のような虎班(とらふ)と呼ばれる模様があり、はっきりとした木目が美しく人気の木材です。
硬く傷が付きにくく、耐久性に優れています。使い込むほどに落ち着いた色に変化します。
欧米では、家具や床板の他、船舶やウイスキー樽の素材としても重宝されています。ヨーロッパのアンティーク家具にもよく使われています。
ホワイトオークは、北米大陸一帯に広く分布しており、アメリカ東部やカナダに多いです。材が白色に近いことからホワイトオークと呼ばれています。レッドオークに比べ、硬さと強度、優れた耐久性がありますが、乾燥の際に狂い、割れが出やすいです。
レッドオークは、全米一帯に分布しています。若干赤みがかった色で、耐久性はホワイトオークより劣ります。
家具によく使われている木材④ナラ
ナラ(楢)はブナ科コナラ属の落葉広葉樹で、オークの一種です。
ぎざぎざとした葉っぱで、秋にはどんぐりがなります。北海道、本州、四国、九州で生育しています。特に北海道産が『道産の楢』と呼ばれ、良質で有名です。高級な木材として、イタリアやデンマークなど海外に輸出されていました。
ナラの別名はミズナラで、またジャパニーズオークとも呼ばれています。柾目面には虎の縞模様に似た虎斑(とらふ)という模様が現れることがあります。硬く重いので加工が難しく、また水分を多く含んでいるので乾燥に時間がかかり、割れやすいです。
家具、床、内装、建具、イス、床、車両材、洋酒樽、などに使われ、最高級材として珍重されています。
オークとミズナラの違いは、オークが全体的に木目が荒く、色が白いことです。
家具によく使われている木材⑤タモ
モクセイ科トネリコ属の落葉広葉樹で、北海道が主な産地です。
広葉樹の中でも際立った存在感を誇るタモは、白木の女王とも呼ばれています。
大きいもので高さ30m、幹の太さは80~100cmに生長するので、均等な材がとれます。ホワイトアッシュと同類です。淡い黄白色で美しい木目はとても人気があり、椅子やテーブルなどの家具材や住宅の造作材などにも広く使われています。耐久性、柔軟性、弾力性があり、歪みにくく、加工性に優れているので、バットやラケットやスキー板などの運動器具や楽器にも使われています。
家具によく使われている木材⑥ホワイトアッシュ
ホワイトアッシュは、モクセイ科トネリコ属の落葉広葉樹で、北米産の広葉樹の中でも人気が高いです。30m~40mの高さにまっすぐ生長し、白色に近い木肌で、はっきりとした年輪の木目が美しい木材です。
材質は乾燥すると非常に丈夫で衝撃や摩耗に強くなり、耐久性や柔軟性が優れています。歪みが生じにくいので曲げ加工に適し、楽器やスポーツ製品などにも用いられています。アメリカのMLBでは、ハードメープルと並んでホワイトアッシュがバット材として使用されています。椅子やテーブルやキャビネットなどの家具材、確かな強度が要求される床、壁、カウンター、窓枠などの建築材にも適しています。
オーク、マホガニー、ウォールナットとアッシュを合わせて世界四大銘木と呼ばれることもあります。
家具によく使われている木材⑦ブナ
ブナはブナ科ブナ属の落葉広葉樹です。
北海道南部から九州の山の奥地に多く生育します。大きいもので高さ30m、直径は1.5mに達します。日本で広葉樹として最も多く蓄積し、世界遺産に登録された秋田県の白神山地のブナ林が有名です。
色は白木に近い淡い黄色から赤みがかかった明るい色で、木目に小さな斑点が現れるのが特徴です。
材質は硬くて粘りや弾力性があり、曲木加工に適しているので、脚物家具、スキー板、玩具材、楽器の鍵盤など にも使われます。
水分を多く含むので、ねじれや狂いを生じさせないようにしっかり乾燥させることが重要です。
ブナは流通量が少ないため、現在は、ヨーロッパからの輸入材である同属のビーチが使用されています。
家具によく使われている木材⑧ビーチ
ビーチはブナ科ブナ属の広葉樹でヨーロッパや北アメリカ、西アジアなど世界中に分布しています。
高さ45m、直径1.2mの大きさに生長し、「森林の母」と呼ばれている木です。
アメリカンビーチ、ヨーロピアンビーチが有名で、ヨーロッパでは最も多く使用されている広葉樹の一つです。
木目はきめ細かくなめらかで、小さな斑点が全体に入っており、材色は淡くピンクがかった乳白色をしています。アメリカンビーチは、ヨーロピアンビーチに比べ、少し色が濃いです。
日本のブナと同じ種類の木で、材質もよく似ています。
強度や衝撃に強く、弾力性があり、曲げ加工に適し、脚物家具、ドア、床材、内装造作材、スポーツ用品などに用いられています。無味無臭なので食品容器にも適しています。
家具によく使われている木材⑨ブラックチェリー
ブラックチェリーは、バラ科サクラ属の広葉樹で、 アメリカ東部全域に生育しています。
実は日本のさくらんぼよりも大きくて、赤黒く「アメリカンチェリー」として日本でも多く食されています。加工したばかりの材は淡い薄桃色をしていますが、経年劣化で使い込むほどに飴色に変色し、高級感が増していきます。世界的に人気の高い木材です。
名前にブラックが付きますが、ブラックウォールナットやチークに比べると明るい色です。
木肌は滑らかで肌触りがよく、仕上りが美しいです。水に強く、耐久性にも優れていて、家具材、キャビネット、ドア、楽器などに使われています。 また、たばこのパイプ材や、燻製の際の木片チップとしても使われています。
家具によく使われている木材⑩カエデ
楓(かえで)は、カエデ科の落葉広葉樹で北海道・本州・四国・九州に生育しています。
カエデのなかでも木材として使われるのは、ほとんどがイタヤカエデで高さ25m、太さ1mになります。
色は赤味を帯びた白色から淡い赤褐色で、木目が細やかな美しい木材です。公園や街路樹によく植えられています。
イタヤカエデは、小鳥の目のような小さな円形の斑点が、板にたくさん散らばって現れる「鳥目杢(ちょうがんもく)」や、木目が波状に縮んでしわがよったように見える「縮緬杢(ちりめんもく)」が大きな特徴です。
材質は、粘りがあり、硬くて傷がつきにくく、衝撃に強いので床や椅子、机、スキー板、ボーリングのレーンやピンなどの運動具、器具の柄、楽器材、こけしの材料によく使われます。
家具でよく使われている木材⑪メープル
メープルとは、カエデ科の落葉広葉樹で、カナダ及びアメリカ北東部に生育しています。
メープルの葉は、カナダの国旗に使われています。
白木の中でもかなり白いほうで、絹のような光沢の木肌から「木の真珠」と讃えられています。鳥目杢(バーズアイ)と呼ばれる木目をもつメープルは、最高級家具材として重宝されています。
重硬で衝撃や摩擦に強い材質で、建築材、家具はもちろん、ボーリングのレーンやピン、楽器・バットに使用されています。
経年劣化で乳白色から飴色に変わり味わい深くなります。
メープルは堅さで≪ハードメープル≫と≪ソフトメープル≫の2つに分類されています。
≪ハードメープル≫
シュガーメープル、ブラックメープルがあり、淡い乳白色です。材質は堅く木肌はキメが細かくなっています。また、シュガーメープル(砂糖楓)の樹液から作るメープルシロップが有名です。
≪ソフトメープル≫
レッドメープル、シルバーメープル、ボックスエルダー、ビックリーフメープルがあります。ハードメープルよりも約25%柔らかい木材です。狂いが少なく、ハードメープルよりも加工しやすいです。
家具でよく使われている木材⑫バーチ(樺かば)
バーチはカバノキ科カバノキ属の落葉広葉樹で、北海道を中心に本州北中部にも分布しています。
大きいもので高さは30m、直径は1~1.2mに達します。
バーチは日本語で樺(カバ)で、北海道産の樺は、北海道の広葉樹の女王と呼ばれるほど気品がある木です。淡黄白色のきめ細かい木肌で、経年劣化による変化が少ないです。
材質は重硬で、曲げの強さ、圧縮強さ、耐衝撃性などに優れており、水に強く、強度もあり、加工性もよく、欠点が少ない材です。
床材、内装材、建具材、家具材、アイスクリームのヘラ、楊枝、玩具、ベニヤ材などに使われています。
家具によく使われている木材⑬サクラ
サクラは、バラ科サクラ属の落葉広葉樹です。
日本の国花であり、大きいもので高さ20m、直径1mまでになります。
サクラで有名なソメイヨシノは鑑賞用として作られた木なので、用材には向きません。サクラの仲間でもヤマザクラの材質が一番用材に適し、関東より南の比較的暖かい地域に生育しています。ヤマザクラは日本の野生の桜の代表的な種で、オオシマザクラ、オオヤマザクラ、カスミザクラなどが有名です。
淡い黄褐色で硬く強靱で狂いが少なく、加工性、着色性に優れ、耐水性が高く、磨くと光沢がでます。家具の材料などとして人気の高い木材ですが、市場では入手が難しくなってきています。
木管楽器やピアノ、オルガンの外装などの楽器材料、高級家具、盆、椀などの漆器木地、テーブル、椅子、鏡台、仏壇、鴨居、敷居、フローリング、木型、玩具、版木などによく使われています。
【家具によく使われている木材⑭ケヤキ】
ケヤキは、ニレ科ケヤキ属の落葉広葉樹で、北海道を除く、本州、四国、九州と東アジアの一部に分布しています。20mから25mの高さまで成長し、街路樹としてよく植えられていて、秋の紅葉が美しい木です。日本を代表する広葉樹材で、昔は槻(ツキ)と呼ばれていました。
辺材は灰白色で、材質は硬く、高い強度、耐湿・耐久性に優れ、加工しやすく、木目が美しく、磨くと光沢がでます。如輪杢(じょりんもく)、葡萄杢、牡丹杢、泡杢、笹杢などの木目が現れることがあります。現在は高価となり、なかなか一般の住宅には使えなくなっています。
寺社建築材、家具の中でもたんす、座卓、火鉢、仏檀などの和家具、梁などの構造材、階段、棚、床板、門と扉、板戸、障子、天井、床まわりなどの造作材や和太鼓の胴の部分やお盆、お椀などの漆器、臼と杵(きね)、彫刻材、楽器材、民芸品に使用されています。
【家具でよく使われている木材⑮栃(トチ)】
栃は、トチノキ科トチノキ属の落葉広葉樹です。北海道、本州、四国、九州に分布しています。特に、東北地方や北海道南部に多いです。大きいもので高さ25m、直径1mまで生長し、葉も大きく50cmくらいあります。初秋には、「栃の実」と呼ばれるクリに似た実がなり、実をすりつぶして作るトチ餅が有名です。
淡い紅黄白色で、絹のような光沢があります。トチは心材と辺材の境が分かりづらく、リップルマーク(さざ波模様)と呼ばれる木目が現れることがあります。
軽軟で加工しやすいですが、乾燥が不十分だと狂いやすいです。家具材、建築材、器具材、楽器材、お椀やお盆、彫刻材などに使用されています。
大きく育つ木が多かったので、昔はくり抜いて臼なども作っていましたが、乱伐の影響で産出量が減っています。
【家具によく使われている木材⑯桐(キリ)】
桐(きり)は、キリ科キリ属の落葉広葉樹です。北海道から九州まで広く植栽されています。
会津桐、南部桐などが有名です。高さ10mほどに生長し、初夏に淡い紫色の筒状の花をつけます。現在、需要の高まりから、中国、台湾、米国、フラジルなどから大量に輸入しています。
昔、日本では女の子が生まれると桐の木を植え、結婚する時に桐を伐採しタンスなどの家具を作り嫁入り道具にしていました。桐は生長が早く、20年くらいで製材できるまで大きくなります。
国産の木材の中で最も軽く、吸湿性に優れ、水を吸ってもあまり膨張しません。狂いが少なく、加工しやすい反面強度は劣ります。淡灰白色で磨くと美しい光沢が出ます。熱伝導率が極めて低く、断熱、防火に優れています。発火しにくいので、昔から金庫の内箱材や桐箱に使用し大切なものを保管してきました。良質の木材として重宝されており、和家具材、下駄材、琴、琵琶などの楽器材、箱材、木炭など幅広く用いられています。
【家具によ使われている木材⑰ニレ】
ニレはニレ科ニレ属の落葉広葉樹です。北海道から本州まで広く分布していますが、多くは北海道で産出されています。大きいもので高さ30m、直径1.2mにまで生長します。
ニレにはハルニレとアキニレがあります。3~4月頃に帯紫淡緑色の花を咲かせるのがハルニレで、秋に花が咲くものがアキニレです。ニレと言えばハルニレを指し、木材として使われ、『エルム』『アカダモ』とも呼ばれています。街路樹や公園樹としても人気です
心材の色は淡褐色、辺材は黄白色で年輪がはっきりしています。 ナラと比べると適度な柔らかさがあり、木目も綺麗で、同じニレ科のケヤキに似ています。
腐りにくく、やや重硬で加工は難しいですが、ねばりがあるので曲木に適しています。
幹にコブがあると美しい杢が材面に表れる場合があり、化粧単板の材料として利用されます。家具材としてはもちろん、建築用材、器具材、車両材、ベニヤ材、食器類、臼、太鼓の胴、楽器など幅広く使われています。
【家具によく使われている木材⑱シナ】
シナは、シナノキ科シナノキ属の落葉広葉樹です。北海道から九州まで全国的に分布し,多くは北海道が産地として知られています。大きいもので高さは20m以上、直径1mに生長します。 別名アカシナで、よく似たオオバボダイジュがアオシナと呼ばれています。
辺材は淡い黄白色、心材は淡い黄褐色、木目が目立ちにくく繊細で美しいです。
シナノキの樹皮は「シナ皮」と呼ばれ、繊維が強くロープや織物に広く使われていました。
軽軟で加工しやすく、表面は滑らかで曲げに強いです。上質の合板の表面、家具材、内装材、器具材、彫刻材、ベニヤ板、鉛筆材、民芸品、アイスクリームのヘラ、マッチの軸木、鏡やフレームの枠材、引出しの底板などに使用されています。
【家具によく使われる木材⑲アルダー】
アルダーは、カバノキ科ハンノキ属の落葉広葉樹です。 主にアメリカの西北部とヨーロッパに生育しています。
柔らかいので加工しやすく、濃すぎず薄すぎない中間的な色合いの美しい木目が特徴です。オイル塗装をすると褐色になりより綺麗な木目になります。板目が日本の桜材に似ているので、洋ザクラとも呼ばれています。
ナチュラルで優しい印象が人気でカントリー調の家具に使われいます。エレキギターなどの楽器や彫刻材としても広く用いられています。
【家具によく使われている木材⑳クスノキ】
楠(クスノキ)は、クスノキ科ニッケイ属の広葉樹です。本州の中部以西・四国・九州に分布しています。巨木に成長することが多く、日本国内でも有数の巨樹のランキングのほとんどを占めているのがクスノキです。有名な「蒲生(かもう)の大楠」は、推定樹齢1500年、高さ約30メートル、地上から1.3メートルの高さでの幹周は24.2メートルもあり国や市の天然記念物に指定されています。
辺材は灰白色から淡黄褐色、心材は黄褐色から紅褐色です。また玉杢(たまもく)や葡萄杢等の美しい杢が現れることがあります。
軽く軟らかいので加工しやく、磨くと光沢がでます。耐久、保存性は非常に高く、強い樟脳(しょうのう)の香りで防虫効果があります。器具、家具、寺社建築、楽器、箱、彫刻、仏 檀、木魚、盆・木鉢・椀のようなくりもの、造作材、天井板、欄間、床柱などに使用されています。
《こんな木材もあります!①アカシア》
アカシアは、マメ科アカシア属の常緑樹です。アフリカ、東南アジア、アメリカ、南北両半球など世界中広く分布し、約700種類以上あり、オーストラリアや中国、日本でも育つ低木です。成長がとても早い木で、十年あれば木材として伐採できるようになります。
近年ではインドネシアやベトナム、タイを中心とした東南アジアでの商業植林が増えています。
心材は茶色で、辺材は白色と、色の差がはっきりしているのが特徴です。材質は、硬く粘りがあり、衝撃力・曲げにも強く、耐久性に優れ、シロアリに対する抵抗力を備え、腐りにくいという特徴を持っています。黒褐色の深みのある色がウォールナットに似ていて、重厚感と高級感があります。
キッチン雑貨、家具、食器、床材、船や構造材、ウッドデッキなど幅広く使用されています。
《こんな木材もあります!②ラバーウッド(ゴムの木)》
ラバーウッドは、ドウダイグサ科の広葉樹です。
ブラジル、東南アジア、南太平洋など暑い地域に生育しています。成長が早く、計画的に植林されている植林木です。 別名、ゴムノキとも言われ、ゴムの樹液が採れることで有名です。以前は樹液を採取し終わった木材は廃棄されていましたが、近年、乾燥技術の改良により集成材や家具材として使用されるようになりました。
灰白色から淡黄色の色で、軽く柔らかいので加工がしやすく、滑らかな肌触りが特徴です。
ダイニング、チェア、ベッドフレーム、チェストの前板などの家具、建築材料など幅広く用いられています。
《こんな木材もあります!③栓(セン)》
セン(栓)は、ウコギ科ハリギリ属の落葉広葉樹で、大きいもので高さ30m直径1mになります。日本全土に広く分布していますが、とくに北海道に多く、良質なものが生育しています。別名、センノキ(線木)、ハリギリ (針桐)、ヤマギリ (山桐)、ボウダラ、ツブとも呼ばれています。
辺材は淡黄白色、心材は淡灰白色で、木目がはっきりしていて、肌目は粗いが美しく、面白い杢が現れるものあります。海外でも人気がある木材です。
軽く軟らかく加工がしやすいが、耐朽性、保存性は高くないです。
建築、家具、楽器、仏壇、下駄、賽銭箱、合板、装飾用材、彫刻用材などに広く使われています。木目がケヤキに似ているので、ケヤキの代用品としても使用されることもあります。
『オニセン(鬼栓)』は、黒ずんだ褐色の色をしている木から取れ、硬く強度が高いが、狂いがでやすいです。『ヌカセン(糠栓)』は、柔らかく、木肌がなめらかな木から取れます。
《こんな木材もあります!④アサダ》
アサダは、カバノキ科アサダ属の落葉広葉樹です。北海道、本州、四国、九州に分布し、北海道の日高、十勝地方に多くの良材が産出されています。高さ20m以上、直径が60cmほどに成長する木でほとんど大径木にならないです。
心材は紅褐色、辺材は白褐色で、やや硬く、木肌は緻密で、表面の仕上がりは良好で磨くと光沢が出ます。乾燥中にねじれなどの変形が起こりやすく、切削などの加工は難しいです。年月を重ねるほど美しく、光沢を増します。
建築用材としては床板、敷居など、そのほか家具材、器具材、建具材、船舶材、運動具、道具の柄、木管、薪炭材などとして用いられ、特にフローリングには最適であると言われています。細かい釘を打ち付ける作業を繰り返しても、釘抜けが起きない特別な性質があり、
、靴の木型に重宝されています。
《こんな木材あります!⑤杉》
杉は、スギ科スギ属の常緑針葉樹です。日本特産の代表的な木で、本州北部から南は屋久島まで生育しています。秋田杉、吉野杉、日光杉、天竜杉、屋久杉などが有名です。
辺材は白色、心材は淡紅色から赤褐色で、柔らかいので加工しやすく、木目がまっすぐ通っていています。空気層が沢山あるため湿気を良く吸い、断熱性に優れています。
木目に沿って縦に割れやすく、ヒノキと同じく特有の香りがあります
比較的柔らかい木なので、初心者のDIYに人気の木です。日本で最も多く植林されている木なので、国産材のなかでは、最も安く手に入る材料です。
建築の構造材、建具、その他には床材、樽・桶・工芸品・割箸、天井板、包装用材、電柱などにも広く使用されています。
《こんな木材あります!⑥パープルハート》
パープルハートは、パープルウッドとも呼ばれるマメ科の落葉広葉樹です。 メキシコからブラジル中南部に生育し、高さ38~45mで直径は0.6~1.2m程の大きさに成長します。
名前の通り、珍しい美しい薄紫色の木材です。伐採直後は褐色ですが、空気に触れる間に紫色に変色し、時間の経過とともに暗紫褐に変色していきます。
硬く、加工が難しいですが、仕上がりは良好でよい艶が出ます。強度や耐久性が高く、心材は菌や虫に対する耐性にも優れています。
家具材、建築用の内外装材、フローリング、デッキ材、化粧単板、彫刻など、主にその紫色の美しさを活かした個所で使用されています。また、体育用具、ダイビングボード、スキー、ビリヤードのキューなどにも使われています。
《こんな木材あります!⑦ゼブラウッド》
ゼブラウッドは、マメ科Microberlinia属の広葉樹です。アフリカの熱帯雨林に広く分布し、特にガボン、カメルーンなどに多く生育し,高さ30m直径1.5mに生長します。 名前の通り、シマウマのような美しい縦縞模様の木です。
非常に重厚で、木肌は緻密、材質は荒いが磨くと光沢が出ます。乾燥は難しく時間がかかり、また、ねじれ、反りや狂いが出やすいです。原木のままで長期間保存すると、腐れや変色を生じることがあります。家具、壁面、床板、床柱、造作材、楽器、ボタンなどに使われています。
こんな木材もあります!⑧ウェンジ
ウェンジはマメ科Milletia属の広葉樹で、アフリカの中央部に生育しています。高さが18m、直径が60㎝ほどの大きさに生長します。
辺材は白色で、心材は黒褐色、淡色の細かい縞が規則的に入るリップルマークと呼ばれる美しいさざ波模様が見られ、装飾的な価値が高い木です。
強度が高く、衝撃や曲げに強いので加工しやすいですが、刃先をよく研磨しておく必要があります。乾燥は長期間かかりますが、乾燥後は収縮もなく安定し、狂いは少ないです。耐久性が非常に高く、虫害にも強いです。 肌目はやや粗いが、表面は滑らかに仕上がります。
高家具材、内装材、建材、座卓、額縁、床柱、ツキ板、フローリング材、ギターの指板材などに使用されます。また、タガヤサンの代用としてもよく使われています。
こんな木材もあります!⑨ローズウッド(紫檀)
ローズウッドは、マメ科ツルサイカチ属の広葉樹で高さ10mまで生長します。インド南部及び東南アジアで生育し、別名、紫檀(シタン)と呼ばれています。
黒檀(コクタン)、鉄刀木(タガヤサン)とともに唐木三大銘木の一つです。
辺材は白色、心材は暗紫紅色で、黒紫色の縞模様です
非常に硬く、重硬なため、乾燥に時間が掛かり加工が難しいが、仕上がりは美しく磨くと光沢が出ます。耐久性が高く、虫害にも強いです。新鮮な木材には、バラのような香りをもつものもあります。現在、ブラジリアンローズウッドはワシントン条約により絶滅危惧種に指定され大規模な輸出規制が行われています。
高級家具材、造作材、装飾材、化粧用合板、仏壇、唐木細工、突き板、床柱、ナイフの柄などに使われています。
こんな木材もあります!⑩黒檀(こくたん)
黒檀(こくたん)は、カキノキ科カキノキ属の常緑広葉樹で、インドやスリランカや東南アジア、アフリカの一部に広く分布しています。高さ25m、直径1m以上になるが、成長は遅いです。
辺材は薄茶色、心材は茶褐色~濃褐色、黒色の縞があります。時間が経つにつれ黒くなり、木目がほとんど見えなくります。
黒檀は世界で最も良質の木と言われ、気質は硬くて強靱、耐久力は半永久的で磨くと独特な光沢がでます。
古くからから世界各国で彫刻、高級建築材、高級家具材、唐木細工、仏壇、床柱、工芸品、また、ゴルフのクラブヘッド、ピアノの黒鍵、ヴァイオリンなど弦楽器の指板、カスタネット(打楽器)やチェスの駒などにも使用されています。
こんな木材もあります!⑪鉄刀木(タガヤサン)
鉄刀木(タガヤサン)は、マメ科Cassia属の広葉樹です。黒檀や紫檀に比べて直径が小さく、高さ20m、直径40cmを超えるものは稀です。
鉄の刀のように、木材が重くて硬いことから漢字が「鉄刀木」になりました。
原産国はタイ、インド、ミャンマーなどで、今では東南アジアに広く植栽されています。 現在、ワシントン条約により輸入禁止となっています。鉄刀木の代わりに使われることが多いのが、アフリカ産のウェンジです。
辺材は灰白色、心材は紫黒褐色です。材質は、硬く、粘りがあり、耐朽性、保存性に優れていてます。加工は難しいですが、腐食に非常に強く、磨くと美しい光沢がでます。
高級家具、指物、仏壇、仏具、象嵌、化粧用単板、床柱などに使用されています。
こんな木材もあります!⑫カリン(花梨)
カリン(花梨)は、マメ科のプテロキャプス属です。東南アジアの原産種で、タイ、ミャンマー、インド、インドネシア、フィリピン、ニューギニアなどに生育しています。
木材として流通しているカリンは、バラ科の果物のカリンとは全く別の種類です。
辺材は淡い黄白色、心材は紫がかった赤褐色です。
また、カリンは多くの塗料と相性が良く、接着性も良好です。
家具、器具、楽器、床柱、仏壇、フローリング、家具の天板、カウンター材などに使用されています。
こんな木材あります!⑬ブビンガ
ブビンガは、マメ科 Guibourtia 属の広葉樹です。カメルーン、ガボンなどの熱帯アフリカが産地で、高さ30m、幹の直径は3mにもなります。熱帯雨林の中でも、非常に太い木になり、世界中でも硬質材でブビンガ以上の大径木はないと言われています。
辺材は淡赤白色で、心材は暗紅褐色で時間の経過と共に縞が現れます。
材は硬く耐久性に優れ、虫害に強いです。硬いので加工に時間がかかります。
乾燥していないと製材の時に悪臭を放つので、時間をかけて乾燥させます。乾燥後は無臭になります。
家具の材料、ドア、床、カウンター材、ナイフの柄、銃床、小物、楽器など、特に1枚板のテーブルとして良く利用されます。最近では,欅の代用品として和太鼓の胴部分にも使用されています。
こんな木材あります!⑭ヒバ(アスナロ)
ヒバは、ヒノキ科ヒノキ属の常緑針葉樹で、北海道南部から九州まで生育しています。 高さ30m,直径1m近くになり、別名アスナロ、ヒノキアスナロ、アテ、アテビ、ツガルヒノキ、クマサキと言われてます。
下北・津軽のヒノキアスナロは「青森ヒバ」と呼ばれ,木曽ヒノキ,秋田スギとともに日本三大美林の一つに数えられています。
辺材は黄白色、心材は黄白色です。材は、やわらかめで、加工がしやすいです。 ヒノキチオールの成分による特有の匂いが特徴で、水に強く、カビや雑菌に対して強い抗菌力を持ち、防虫効果も高いです。
建築内・外装,フローリング,土木,家具,建具,器具,まな板、風呂桶,漆器木地などに使用されています。
こんな木材あります!⑮イエローポプラ
イエローポプラはモクレン科ユリノキ属の落葉広葉樹です。高さ40m、直径1mにもなる木で、アメリカとカナダの東部に分布しています。花がチューリップに似ているのでチューリップツリーとも呼ばれています。
イエローポプラはポプラという名前がついていますが、北海道の有名なポプラ並木のポプラとは別の種類の木です。
辺材は白色、心材はオリーブグリーン色で、紫色、緑色・黒色などの縞がでることがあります。 材は、やや軽軟で加工も容易で、塗装や表面の仕上がりも良好です。強度や耐朽性が低いですが、 乾燥後の狂いはほとんど見られません。
家具、建具、ドア、内装、合板、器具材、ボート、玩具、楽器など幅広く使用されています。